残骸

映えない人生

〜反省の鎮魂歌〜

 

 

ーー…正直、つまらないだろうなって思ってたんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前に書いた通り、人からおすすめして頂いた映画を観ました。もちろん、人のおすすめのものだから新しいものに触れる楽しみはあったんだけど おすすめされた映画のカテゴリーが「恋愛」と「アクション」だったんだ。

どちらも見事に「み、観ないわあ…」という類のもので、わたくしは見縊っておりました。小説でも映画でも、大抵人が死ぬものを好んで観ているが故に。これは、面白いんだろうかと。そうです、疑っていました。

 

まず恋愛モノだけども、これは小説と同じで自分の恋愛観にそぐわない内容だと見ていてイラッとしてしまうのと、他人の恋に興味がない・自分のことで精一杯ですという気持ちが強いので苦手ジャンルではある。嫌いなわけではないが、打率が低い為あまり自らすすんで観ようとは思わない。そんな私に恋愛モノを勧めてくるとは…こやつ…チャレンジャーだな…と思ったわけです。しょうもないお涙頂戴茶番作品だったらいくら人が勧めてくれていようが、素直にボコボコにしようと思っていた。

 

 

まあ疑いつつも、せっかく勧めてくれたものだし観よう!暇だし!と思い、ちょっと絵なんて描きながら片手間に観てたの最初は。

 

 

話は19世紀の公爵(レオポルド)が現代にタイムスリップしてきて、バリキャリ性格きつめの女性(ケイト)と恋に落ちるという内容。

 

 

まあ、正直。2人が何故惹かれあったのかとかそこら辺が荒削りで、いまいちケイトの良さが見えないからもうちょっとキャラクターに魅力があって惹かれるポイントも丁寧に描いてくれていたらもっと良い作品だったなとは思うんだけど。思うんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしてもレオポルドがリアル王子様すぎて終始ときめき泥棒 ルパンかと思った

 

 

 

前から言ってるけど私は王子様タイプの男性にめちゃくちゃ、そりゃもうめちゃくちゃ憧れがあるわけ。少女漫画でもわがまま俺様ドSタイプより、ずっとヒロインに優しくて紳士で品が良くて…っていう王子様タイプを好きになるんだけど(これを恋人に言ったら「いやそんな奴実際好きになったことないじゃん!笑」って言われた。それはそうだがそれはそれ)

 

レオポルドは本当に王子様なの………

もう落書きしてた手は止まったよね。

ケイトが鞄をひったくられて、追いかけるんだけど犯人に追いつけなくて、レオポルドが馬に乗って追いかけてくれるの…

 

はっ 白馬の王子様ーーーーー!!!!!

 

 

と、私の目は完全にハートになったわけだが、

見終わったあとにみんなの感想を見たら

「馬のシーン笑いました!」と書いてあって「!?」と衝撃が走った。笑い事ではない。ここに心を射抜かれた女がいるぞ。全く……現代の女はロマンスを忘れている…広瀬香美もガッカリだよ……

 

ちなみにレオポルドはどこから馬を調達してきたんだという話になりますが、日本で言う人力車みたいなやつで馬車があったんだよね。よく知らんけどニューヨークにはそういうのがあるんでしょ?埼玉県民にはよくわからないんだけど。

 

あのシーンほんと震えた。

レオポルドが後ろから追いかけてきて、ケイトに「手をあげて!早く!」って言って腕掴んで馬に乗せるの…はあ……

普段紳士で温和な人が声を荒げる瞬間ってこう……ズキュンとくるよね… いや普段優しい夫からのDVとかじゃなくて………

 

他にもロマンチストの乙女の夢がふんだんに詰まってるの。ラブレター書くところとかお姫様抱っこでベッドまで運んでくれるところとか。だから内容が荒削りだとかはね、まあまあ目を瞑れる。惜しいな…という感じではあるんだけど、すごく楽しめた。

 

 

そしてもう一本。

「ベイビードライバー」という作品を観た。これは別の子がお勧めしてくれたもの。アクションって本当に恋愛よりも触れたことがないかもしれないくらい観たことなくて不安しかなかった。正直。なんか観ている自分が置いてけぼりになりそうで。

 

 

しかし私は自分のことを忘れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は中二病なのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洋画というものはそもそもやり取りがものすごくクールなのである。ブラックラグーンというアニメをご存知だろうか。あれもアクションといえばアクションなアニメで、銃ぶっぱなすわ殴るわ殺すわ罵詈雑言の嵐なんだが、まあ〜〜〜痺れる。中二病患者にガンガン響いちゃうわけ。

 

主人公とヒロインの会話なんて「ッカア〜〜!!おっしゃれ〜〜!!」と、ニヤニヤしてしまう。私はどんな会話を恋人としていたか…と思い返して一番最初に思い出したのが「ロータリー広場と多目的ホールっていう単語がなんとなくエロい」っていう会話で泣いた。

 

 

映画の内容は、幼い頃に事故にあった主人公は耳鳴りが止まないのをいつも音楽を聴いていて掻き消している。車の運転が超ド級に上手い「逃し屋」として働いていて おっかない人たちと手を組んで色々やり遂げるんだけど …なんていうか終始ハラハラして常にかかっている音楽が絶妙で、とにかくめちゃくちゃ面白かった…

…本当に 説明が下手なこと、許してほしい。

 

洋楽には全く詳しくないんだけど、シチュエーションと音楽がマッチしていて素晴らしかった。話の内容も文句なく好きだったな。こちらもロマンスあり。でも血生臭い展開の方が多いね。いつも私が観てる映画の血生臭さから考えたら、これは蜂蜜くらいの甘さだけど。

 

洋画のセリフってもれなく真似したくなるんだよね。もう忘れたんだけど。今度はメモしておくわ。こいつかぶれてんな…って思われるのも覚悟で、ここぞという時に繰り出すから。ちゃんとクールに返してくれよ、みんな。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、このブログつまり何が言いたいかっていうと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

疑ってしまい、大変申し訳ございませんでした。(土下座)