残骸

映えない人生

ブログと私の間には

私の初夢は三四郎の小宮とマスク越しにキスをするというものだった。何故、小宮? いや、小宮側も選ぶ権利はあるから文句とかではないのだが単純に 何故 という気持ち。

芸能人で言うならハライチの岩井さんが好きだが恐れ多くて夢ですらキスとか出来ない… だから小宮だったのか。小宮とはなんの抵抗もなくしていた。何故あんなにも小宮を自然に受け入れていたのだろう。前世で何かあったのかもしれない。

 

 

 

私は思った。

 

特に人の為にはならない、このブログのようなブログは 本当に暇人の産物なのだと。暇人による暇人の為のブログでしかない。人生に充実している人ほど、ブログなんてやらない。私はわかってしまった。いや、ブログと言っても人の為になっているブログは別だ。あれを書いている人は充実した人生を送っているか、充実した人生を送っている自分に酔っているかだ。

そんなわけで誰の為にもならなくとも、暇人だと思われようと私はブログを書く。

ブログに対する思いを巡らせていた時、ふと「何かに似ているな」と思い当たった。なんだろう。感じたことのあるこの気持ち。なくてはならないが、自分に余裕がある時にしか やるぞ! と思わない、この感じ。そうだ、これは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

性欲か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

性欲について、私は以前にこう考えたことがある。食欲も睡眠欲も、自分に元気がなくともある程度は自然に湧いてくる。生きる為なのか、体が求める。だがしかし性欲はどうだろう。自分がはちゃめちゃに元気な時に初めて湧き出てくるものではないだろうか。体調不良の時はもちろん、悲しみ、不安、怒りなど心にネガティブな感情が割合を占めている時も性欲は大人しい。性欲とは万全な自分にのみ許された高尚な欲。しかし稀に「愛されたい」などという理由や、寂しさを埋める為に性を使ってしまうことがある。この場合、欲がその人を動かしているわけではないので単なる性欲ではない。その先にある感情に期待して性を利用しているだけである。ちなみにこの行動で埋まる寂しさなどはない。断言する。一時的に解消されたとしても寧ろそのあとの反動が5倍くらいになって返ってくる。この時の感情を、人は「虚しい」と呼ぶ。これはセックスもオ○ニーも同じである。(なんとなくセックスはセックスという表記でいいが、オ○ニーは生々しい気がするので伏せ字を使ってみる)  「あ〜〜なんかむしゃくしゃするな、一発抜くか…」の、先の感情はやはり「虚しい」のである。賢者タイム5倍モードが跳ね返ってくるのだ。なんたる地獄。ちなみにこれが実体験なのか想像で書いているかは読者の想像に任せる。

 

この例は「性欲」ではないのだ。

相手がいようがいまいが、心朗らかな行為があって初めて性欲が満たされる。そしてその欲は「心身共に元気」という条件をクリアした時にのみ現れるイベントだ。そう、それはブログも同じなのだ。中には「病みブログ」というものも存在するが、これもまた性欲の話とリンクする。病みブログを書いてすっきりするのはその時だけなのだ。その先にある感情は「うわ、恥ず」なのである。元気な時に読み返す、自分のテンションがあからさまに下がっている記事は見るに堪え難いものだ。私はやや薄目で見ることしか出来ない。

 

ブログも性行為も、元気な時にするのが一番だ。

 

 

 

 

 

 

 

この記事の中で何度か「私は何を書いているのだ?」という気持ちになった。今、私は彼と住んでいるがまさかこんな下らない内容を、こんなに真剣な眼差しで書いているとは彼も思っていないだろう。

 

「下品」「お前母親になるのにこんな記事書いてんのか」などという苦情に対しては 一番便利なこの言葉を贈りたい。

 

 

 

 

 

 

「嫌なら見るな」

 

 

 

 

 

皆様今夜もよい夢を。

職場内SM

 

仕事中に電話を取った。

普段は受付はあまり電話を取らないのだが(受付は1人なので)、今日は忙しい上に検査スタッフが2名しかおらず、バタバタしていたので私のスーパー鬼速電話対応の見せ所であった。

 

私の中では時間を割いて来院してくれている人が第一優先だ。電話では最低限をスムーズに伝えることを心掛けている。そうでないと現場は回らない。

 

 

そんな心得のもと、今日も電話対応をしていた。

 

電話は第一声で、印象が決まると思う。

印象というか、どんな奴が大体わかってしまう。不躾にいきなり話し始める奴、何故かタメ口の奴、初っ端からキレている奴…こういうのに当たると「あ、嫌いです」と言ってそのまま切りたくなる衝動に駆られる。

 

今日の電話のおじさんは優しい声だったので、

忙しかったが丁寧な対応をしようと思った。

 

 

その電話では「以前○○にかかって、治療を受けたのですが〜」から入った。もうわかる、この話長くなるぞ、と。だが同じ職場で3年も働いていれば医師や看護師でもなくても、大体のことはそれなりに受け答えができる。私は辛抱強くおじさんの話に耳を傾けた。

 

 

「それで、その時○▲&/?がただれてしまって…痛みもあって…」

 

私には○▲&/?の部分が何だったのかよく聞き取れなかった。

 

「ん?ごめんなさい、よく聞こえなくて…

何に痛みがあったんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぁ、ぇ、あの、……ペ○スです…スミマセン…///」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、なんかゴメン。

 

 

 

 

 

なんということだ。

自然派言葉責めプレイをしてしまった。

 

 

 

ん?どこが痛いんだい?ちゃんと言わなきゃわからないよ?という、自然派言葉責めプレイを、電話で。

 

ちなみに言葉責めを嫌う女子は実は多いが、私は悪くないと思う。「言わせる」のが相手の性癖であるならば、それに全力で乗るのがパートナーだろう。セックスは性癖の見せ合いじゃないか。シラけてどうする。出し入れするだけなんて勿体ないとすら思う。セックスによる全ての行為が愛で賄えるとは思わないが、双方多少のエンターテイメント性は必要だろう。

 

 

 

 

話は電話に戻るが、私はスーパー攻め様ではないので恥ずかしいことを二度も言わせてしまった申し訳なさでいっぱいになり、鬼速電話対応を封印し、ウルトラ丁寧対応に切り替えた。

私は最後まで話を聞き、よくよく聞くとうちではなく他で診てもらった方が良いと思ったので他の医院のご案内をした。

 

 

おじさんにはすごく感謝された。

 

「ご丁寧に、ありがとうございます。

とても助かりました。」

 

 

感謝を述べられ、私も良い気分になった。

忙しくてもある程度は親身になって相談を受けることも大事だなと素直にそう思った。

 

 

しかし続けて、

 

 

「あの…また何かあったら電話で相談してもいいですか」

 

「ぁ、ぁぁ、はい、

(こっちが暇な時なら)大丈夫ですよ(^-^)」

 

 

 

あろうことかこのおじさん、私の自然派言葉責めプレイに味を占めてしまったのかもしれない。

 

 

私が受付兼、女王様になる日は近い。

そんな日を思いながら、鞭を振り下ろす気持ちで受話器を置いた。

 

ちょうちょも困惑

 

姪っ子が遊びに来ていた。

ピアノから童謡が流れるおもちゃで、「ちょうちょ」が流れたので彼女は歌いはじめた。

 

ちょうちょ ♪

 

ちょうちょ ♪

 

おまえにとまれ ♪

 

 

 

 

突然の指図

 

 

 

 

 

 

ちなみに「香水」も歌ってたけど、

「ドルチェ&ガッバーナ」の部分があやしすぎた。なんだって??となった。

会うたびによく喋るようになるから面白い。

ちなみに私のことは姉を真似して「なっち」と呼ぶ。いつかこれも照れて呼んでくれなくなるんだろうなと思うと寂しい。

 

「お腹にあかちゃんがいるんだけど、男の子と女の子どっちがいい?」と聞いたら「男の子」と言われて、どうしてか聞いたら「あかちゃんだから」という謎の回答が返ってきた。あかちゃんはいつか大きくなるんだぞ君のように。

あと多分なんとなくだけど女の子のような気がする… 聞いた人全員に女の子って言われるし。いやこれで男の子だったらすごいけど。

 

 

しかしまあつわりがない。

なんか聞いてた妊娠と違う…いや細かいこと言えば色々あるけど、エグい状態には全然なってない。初期の初期がピークだったな今思えば……逆によくあの時ちゃんと働いたな…

でもつわりがないと産む時めちゃくちゃ辛いこともあるらしいと聞いてびびっている。まあそんなに楽なお産なんてないだろうけど… ポンッて産まれないかな…(無理)

だってよくよく考えるとスイカくらいの大きさのものが自分のお股から出てくるなんてこの世にあるどんな怖い話よりゾッとするよな… 人体に無理が生じてるじゃん明らかに。姉は「辛すぎて人間じゃなくなる」と言っていた。私も人間じゃなくなるのか。恐ろしい。

 

 

 

 

 

さてさて、今日はこれから美容院に行こうと突然思い立ちました。こんなに何ヶ月も放置したのは本当に久しぶりで… プリンになっていく頭、ダメージが増えていく毛先に気が狂うかと思った。しかしいつも行っていた美容院は恵比寿で、さすがにコロナもあるしそこまで行くのはしんどいなと思ってやや近場で探した。そんなわけで初めて行く美容院なんだけど、面白い美容師さんだといいな〜 面白くないならいっそキレたくなるくらい最悪につまらない人がいい。あとでネタにしてやるから。

おみくじ引く時も「中吉とか出るならいっそ凶が出ればいい。その方が人に面白く話せるから」という精神。でもこういうことを人に話すと「もっと自分を大事にしなよ…」と言われる。でも私は地獄も笑いに変える女だよ。地獄度合いによっては笑いに変えるまで少々時間を要することもあるが。

 

 

着いたから終わる。

電車暇更新でした。

試されるイマジネーション

 

夢で入るトイレが汚い所ばかり。

そんなに尿意も感じていないのに、トイレに入るんだけどここ最近多種多様に汚い。現実でこんな汚れてるトイレ見たことないレベルの汚さ。でも仕方ないかって夢の中の私はトイレに入る。今日なんて、入った先のトイレの中に人がいて私が出してる最中ずっと見られていた。誰だったんだあれ。トイレの神様?というか私も何か言えよって起きてから思った。何黙って用足しとるんじゃ。

 

あ、こんな感じで今回の記事は特に大きなネタとかはなく、最近思ったことを書いていきます。

 

 

この間、職場のラジオから竹内まりやのカムフラージュが流れてきてさ。私たまにこれカラオケで歌うんだけど改めて聴いたらめちゃくちゃ天才的な曲だなと思った。

いい歌詞 ってなんだろうなと考えたことがあって。なんかやっぱセンスのある歌詞って、余白があるんだよね。全てを書かない。説明しない。想像させる。みたいな…

私、昔好きなバンドがいて そのバンドは曲が好きでよく聴いてたんだけど、とにかく歌詞にセンスを感じてたの。言葉の使い方が絶妙でさ。で、そのバンドツインボーカルだったんだけど 1人が歌詞を書いてて私はその歌詞が抜群に好きで、1人は歌うだけだったけど声質はその人の方が好きだったの。

ところが解散してしまい、声質が好きだった方のボーカルは新たにバンドを組んでたからしばらく追いかけてたの。(追うって言っても音源買ってライブにたまに行くくらいなんだけど)

 

でもその人の声はすごく好きなのに、歌詞が全然ダメだったんだよね。全く私の心に刺さらなくて。前のバンドとコンセプトのようなものは似ていた気がするのに、何がいけないのだろう…と真剣に考えたら、その人の歌詞ってめちゃくちゃ説明しすぎだったんだよね。1から10まで説明しちゃうの。読書感想文なのにあらすじ書いちゃうタイプみたいな。

なんか「言わない」良さってあると思わない?状況説明みたいなのが入りすぎると一気に萎えるというか。大貧民で負けてマジギレしたとかおいしいパスタ作ったお前とかもそう。事細かすぎるんだよな。状況説明的な部分はふんわりさせて、心理描写に重きを置く方が「あ、この曲私のこと歌ってるのかも」って思ってもらえる気がする。人って共感する時に「いい曲だな」って思うんじゃないのかな。まあ必ずしもそうではないんだけどね…(ヴィジュアル系の歌詞とか共感ポイントゼロのやつ多めだから)

売れたいなら共感性を高めた方が良い気はする。

 

そう思うとカムフラージュは本当に素晴らしいんだよね。2人の関係や状況は入りつつも、くどくなくてサビにかけてあんなにドキドキする構成はないよ。

 

ちょっと一番だけ書き出していい?

私が特に 天才かよ!! と思ったところはピンクにしておくね。

 

 

 

友達以上の気持ち 胸に閉じ込めてきたけれど

心がもう嘘をつけなくて こんなに切ない

ふとした仕草に潜むあなたの想いを確かめる

長い間言えずにいたこと もしかしたら私と同じだと…

 

※サビ にぎわう街の音がかすかに聞こえる

この部屋に今二人だけ  あなたの好きなコーヒーとタバコの香りに秘められた淡い予感

やさしいだけじゃ物足りなくて

本当のことを打ち明けたくなる

 

 

 

状況、関係性、心情 が すごく良いバランスじゃない? なんか想像が出来るよね、長い間くすぶっていた2人の関係性が手に取る様にわかるし、状況をうまーく入れてサビにかけて盛り上がるんだよね。

そしてこの雰囲気、なんだか知ってる!!となると思うんだ。ふとした仕草に潜む想いを確かめた事とかあるでしょ!?コーヒーとタバコの香りに秘められた淡い予感、感じた夜あったでしょ!?それがすごいのよ。心情、心理描写なんかは誰かの思い出の中にもあるような表現を入れて共感性を高めてると思うんだよね。

この歌詞じっくり思い浮かべながら聴くと心からいい曲だな〜と思う。2番も素晴らしい。ちなみに曲の長さも最高。ちょっと足りないくらいが丁度いいんだよね。引き際をめちゃくちゃわかってる…

 

ただ、カムフラージュのこの2人、2番を聴くとわかるんだけどお互い恋人が別にいるんだよね。それを思うと恋人側に感情移入して死ぬほどムカついてくるのでそこは上手くスルーしながら聴いてほしい。(無茶)

 

だから歌詞は 余白 が大事なんだよ。

ここでキスしました〜!とかこういう状況からこんな展開になって2人は結ばれました〜!!とかやられると激萎えなわけ。あれ?この2人…もうキスするな…?くらいの妄想の余地が必要なんだよ。いい歌詞ってそうなんだよ。別に私は作詞家じゃないけどな。まあ私個人の意見なので、意義のある方は申し出てください。

 

 

 

ああ…グダグダいろいろ書くつもりだったのに歌詞について熱くなりすぎてしまった。眠かったのにカムフラージュで目が覚めてしまったわ… 正直こんなに長くなると思わなくて、歌詞の話する前に別の話入れてたんだけどもう端折ったわ。また別の機会に書きます。そのままお蔵入りパターンもあり得るんだけど。ブログあるあるだよこれ。

 

 

さーて今日はどんな夢かな

トイレに行くなら綺麗なトイレで頼む。

事件ファイルNo.201

 

ある日の昼下がり

私は入金に行くため、職場のエレベーターに乗っていた。

 

職場のビルはとても古い。

恐らく大地震が来たら死ぬ。大地震どころか、震度3でも「え?え?こんなに揺れます??」というくらい揺れる。そんな震度3で命の危機を感じるビルのエレベーターはもちろん、それに似つかわしい仕様である。

 

上に昇る際に「そろそろ5階かな」と思って表示されている階数をちらりと見ると、なんとまだ2階にいるということが何度もある。何度乗っても慣れない遅さ。これには京王百貨店エスカレーターもびっくりする速度だ。亀にも怒られそうである。

 

そんなエレベーターで下のファーストフード店の店員さん(おばちゃん)と同乗し、1階まで降りた。

会話のないエレベーターの中では すん…  とした空気になり、扉が開いた瞬間に開放感に満ち溢れる。私はあの静かな空間で、いつもお腹が鳴りませんようにと祈ってしまう。

 

 

今回も清々しい気持ちでエレベーターを降り、その先にある少ない階段降りようとした その時

 

 

 

 

あるモノが目に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黄色い、…液体?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピンときた。

 

隣はファーストフード店。何かこぼしてしまっている事は多々ある。これは油か何かだろう。踏んでいたら滑っていたかもしれない。坂本九には悪いが上を向いて歩いていなくて本当に良かった。まあそもそも私は坂本九とは何の縁もゆかりもない、令和を生きる女なので悪びれたりしなくてもいいのだが。

 

 

しかしここでエレベーターに同乗していたおばちゃんが世にも恐ろしいことを述べる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そこ踏まないように気をつけてね、

 

 

多分…………さっきここでおばあちゃんがお尻出しておしっこしてたから……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

治安

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや治安というか

もう、…何だ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わかる人はわかると思うのだが、このビルは入り口ガラスの自動ドアがあり、決して草むらなどではない。ショボいはショボいがエントランス的なものだ。どうした?ボケているのか?お尻を出した子1等賞とかじゃないぞ。

 

油で滑って転ぶならまだしも、人のおしっこで滑って頭打って死んだら死んでも死にきれない。おしっこの霊となってビルを徘徊するだろう。(悪霊)

 

 

というか何故、両隣がファーストフード店にも関わらずここで用を足したのか。世にも奇妙な物語である。自動ドアからタモさんが出てくるのではないかと思った。

 

 

 

そんなわけで街中にはトラップがたくさんあると改めて思った。コロナ以外にも気を付けるべき事はある。街中のおしっこはマスクでも手洗いうがいでも防げない。このブログを読んでいる人々も、街中のおしっこには用心してほしい。それでは良い週末を

爆撃!私の近況

お久しぶりです。

こんなに間が空いてしまったのは本当に久しぶり。何度か書こうと思ったのだけど、今自分に起こっている状況が何よりも面白すぎて何も書けなかった。自分に負けたと思った。

 

だから今回はもうここ数ヶ月で自分に起こったことを書き散らかしたいと思う。

 

 

私は前にも言ったことがある気がするが、人生に刺激は求めていない。別に君を求めてないけど…♪のような「とか言って実は求めてるんでしょ〜〜!?」的な表現ではなく本当に求めてはいない。だが私レベルになると刺激が私めがけてやって来る。刺激に選ばれし女、それが私。

 

 

数ヶ月前の私。一人暮らしをする為に着々と準備を進め、物件も決まり、本契約も間近に迫った頃。身体の異変に気付く。体調が明らかに悪いのだ。常に微熱が続き、ものすごい怠さ。そして殴られるような眠気。仕事中でも意識が飛ぶ程に眠い。季節の変わり目で体調を崩したのだろう、そう思っていた。

 

しかしあからさまな異変がもう一つ。

おりものが、すごい。

 

 

女性は体調不良になったり、ストレスを感じたりするとおりものが増える。または雑菌が原因だったりもする。

私の職場を知っている人はピンと来るだろうが、私はその辺の事情にはその辺の女子よりは詳しい。体調不良ということもあり、数日は気にしなかった。

 

 

が、「いや、これ、変だな?」と思うほどに増えていく。私の心の奥底がざわめく。これは、もしや……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

性びょ…………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいやいやいやまさかねまさかねだって別にそんな気配1ミリもなかったしそんなまさかねも〜〜職場が職場だからつい心配になっちゃうナ!これも職業病かしら!うふふ!

 

 

 

 

…いやでもずっと持っていたのだとしたら…??でもそうだとしても何故今…??

雑菌?雑菌なのか?あ、雑菌か!!フラジール突っ込めば治るな?!よし、レディースクリニックに行こう!別に全然疑ってないけど絶対雑菌でしたー⭐︎ってオチだからどうせ早く行って安心しようそうしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

レディースクリニックの看護師さん「雑菌もいるけど………これは…クラミジアか淋菌いそうだね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやそんなわけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけない、私はそう思った。

しかし思い出す。

 

検査に来る患者さんの「パートナーは私以外は絶対してないって言ってるんです〜!」という言葉を。そしてそれを聞いた私や、他のスタッフが

 

 

 

んなわけねーーーだろ

 

 

 

と、思っていたことを。

まさに今、私はあの患者さんではないか。

こんな気持ちだったのか……私は初めて患者さんの気持ちがわかった。わかりとうなかった。

 

とはいえ、何度でも言うが私は現時点の浮気を疑ったわけではない。どちらかが「ずっと持ってた説」が有効だと思っていた。

しかしかかっているかもしれないという可能性があるため、恋人にLINEでなるべく低姿勢かつ怒ってないですよ感を出しつつ「何か心当たりはありますか…?笑」と聞いてみた。「笑」がついているが実際不安で全く笑えていない。

 

しかし私は後にこれを悔やむこととなる。

 

 

 

検査の結果が出るのは1週間後。なんでこんな検査で1週間もかかるんだよくそと思いつつ、いつものように過ごした。しかし私の身体にはまたしても異変が。

 

生まれて初めて口唇ヘルペスが出来る。

しかもどんどん広がっていく。

さ す が に おかしい。

体調も相変わらずずっと悪い。

 

 

この微熱、ヘルペス、怠さ、おりものの倍増…

ある1つのことを仮定すると全てに合点がいく。

 

 

 

ある朝、出勤した私は先輩に不安を吐露する。

体調不良やヘルペス、おりもののことは既に話していたものの、この「仮定」についてはその時まで言わずにいた。

 

 

「あの……

 

 

 

 

 

 

 

 

もしかしたら妊娠してるのかなって思うんですけど……(⌒-⌒; )」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先輩は婦人科に勤めていただけあって、冷静であった。「検査薬あるよ。早いけど、これで何もなかったらひとまずヘルペスの薬飲めるし、もし嫌じゃなければやってみたら?」と言われる。

 

そうなのだ。もし妊娠していたとしたら、ヘルペスの飲み薬はなかなか強いので、飲んでも大丈夫という確信がない。

(そもそも、妊娠とヘルペスは関係あるの?と思う人がいるかもしれないが、ヘルペスは免疫力が下がると出てきてしまうものである。その時の私の免疫力はガタガタだった為、出てきたのではないかと思う)

 

 

 

まさか私が妊娠検査薬を使う日が来るとはなあ……自分の職場で妊娠検査薬におしっこを浸しながら思った。何故だか少し冷静だった。

まさかね?という気持ちは少しあったが、ここまで来るともう私は覚悟を決めていた。というかもう絶対それとしか思えない。

 

 

マイおしっこを先輩に見られたが、もうそんなのはどうでも良かった。浸してから数分で結果は出る。開院の準備を進め(本当にこの時の自分の冷静さが今思うとウケる)、数分後「どうっすか」と様子を見に行くと 先輩が

 

 

「あーーーーーーーーー、佐藤さん、

これは、線 出てるね (^_^)」

 

 

 

 

 

 

 

 

ですよね。

 

 

 

 

 

私は何故だか爆笑してしまった。

その時のツイートがこちら。

 

f:id:heisokukan:20201108230156j:image

 

 

何もかもがヤバすぎて笑えたのと、いかにも私の人生という感じがして笑えた。さすがハプニングに愛される女。

 

本当に驚いているのは何故かというと、

こんなにリアルなシモの話を書くのはどうかと思うが

 

 

 

 

 

 

 

まじの1回ポッキリでキメたからである。

 

 

 

 

 

 

はるか昔、確か高校生くらいの時に友人に話したことを思い出す。

 

「なんとなく私ってすぐ妊娠する気がするんだよね」

 

 

時を超えて予感的中。

友人に「ゴムつけなよ!!」と学生時代めちゃくちゃ言っていたのは、なんとなく自分がすぐデキちゃいそうだったからである。そんな私がまさに今、本当にデキちゃっているのだ。笑うしかない。

 

 

そこからはまあ大変。

とにかくすぐに本契約直前の不動産屋さんに電話をし、ストップをかける。恋人に話す。するとすぐに駆けつけてくれた。優しい。心無し男(こころなしお)とか呼んで本当にごめん。

しかし食事をしようと向かい合って座った途端に、

 

 

「とりあえず1回おれを性病だと疑ったこと、謝ってもらっていい?(^-^)」

 

 

と言われる。

バタバタしていたせいで性病騒動が遥か彼方に飛んでいたのは当然私だけなので (あ、ヤベ) 素直にそう思った。

だがこれは声を大にして言いたい。

現在進行形の浮気は疑っていない。

そこを疑っていたとしたら「笑」なんて到底つけられない。ブチギレファイヤーである。

 

しかも彼はあの時のLINEをスクショしている。なんて男だ……これから何年も言われ続けるのだ…「あの時おれのこと疑ったよね」と……疑っていないが疑っているような証拠を残してしまった。一生の不覚。「看護師さんにクラか淋ぽいって言われたーどうちよ!」くらいにしておけば良かった。いやでもそれだと私が疑われ兼ねない。結局、あの時の正解なんてどこにもないのだ。

 

 

 

そんなわけで私は身籠った。

これで子ども出来たら名前は「あたる」だなぎゃははとかふざけたピロートークかましてたら本当に出来てた。人生は一夜で変わる。

でもこれも運命だなと思うし、楽しもうと思う。というかもう既に楽しい。

 

私の母に最初に伝えた時、

「あんたもう29歳でしょ!順番なんてなんだっていいわよ!!!!やったーーーグフフ」と呑気に喜んでいた。しかしこのくらいの呑気さが私を安心させたので本当にありがたかった。

父もなんだかうれしそうだった。よくもうちの娘に〜〜〜!!とか一切なかった。これが19歳だったら話は別だっただろうが、アラサーなので何の問題もなかったようだ。

 

そして幸いなことにまだ悪阻がほとんどない。現在やや腹痛、便秘はあるものの、寝ても覚めても気持ち悪い…というようなことはなく。

お前はいい子だなあ〜〜と毎日お腹をさすりながら思っている。どうかこのままでいてほしい。私の子だから聞き分けの良い奴隷気質な子に違いない。

 

 

…と、これがこの数ヶ月私の身に起こっていた全貌。こんなネタを抱えたまま、「今日見かけた変な奴」とか「最近文句つけたいこと」を書ける気がしなかった。明らかに自分の状況の方が面白い。そんなしょうもないネタを書いたところで「いやでもお前身籠ってるやん」と、もう1人の自分が冷静に突っ込んでしまう。

 

まあ今日からはちょいちょい書いていけたらと思っているので何卒宜しくお願い致します。

でも子どもを産んだからといって「今日のベビたん♡」とかいうクソつまらないブログは書かないということは今から誓っておく。宣誓。

戦いは続く

 

職場であたたかい飲み物を飲みたい

 

そう思った私はマグカップを職場に置いておこうと考えたが、自分の注意散漫さを思い出す。今まで倒したコップの数は知れず。そう思い、マグカップではなくタンブラーにしようと思い立った。

 

私は元々スタバに良い印象を持っていない。

それはやはり言いたくはないが、根本、自分が田舎者だからなのだろう。散々言われている事だが、あのサイズ表記。カッコつけるんじゃないここは日本だぞ、と言いたくなる。

 

文句はあるが、つい利用してしまう。そうしてスタバに屈してしまう自分にやるせなさを感じつつも、今回もタンブラーを購入。

 

スタバのタンブラーを買うと、次回千円分の飲み物がタダになる券をもらえる。私はこれを財布にしまい、絶対忘れる自信があったので早々と使おうと心に誓った。

 

 

職場に着いて、軽く洗ってから あたたかい飲み物を飲めることのうれしさを噛みしめながらお湯をわかす。そして紀伊國屋で買ったルイボスティーをいれた。(紀伊國屋というところに実家暮らしの余裕を感じる)

 

 

 

素晴らしい。

夏とはいえ、冷房が効いた部屋で飲むあたたかい飲み物は最高。どうしてもっと早くタンブラーを買わなかったのか。冬はもっと重宝するぞ…などと思いながら昼下がりのティータイムを楽しんでいた。しかし、お湯を熱くしすぎてしまってなかなか思うように飲めない。

 

 

そうだ、とりあえずこの蓋を取って少しでも冷ましておこう。

 

 

 

私は蓋を外したタンブラーを置いたままお昼休みを過ごした。私のお昼休みの過ごし方は、スマホをいじっているか寝るかのどちらかである。この日はギリギリまで寝てやろうと思い、ブランケットに包まりながら眠っていた。

 

 

不思議なもので、「この時間に起きる」と決めたら大体その時間にきちんと起きられる。これは私の特技かもしれない。

寝ている間にお茶はいい感じに冷えたかなと思い、タンブラーを目の前に置く。よし、歯を磨こう。私は歯ブラシセットに手をかけようとし、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タンブラーを、倒した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倒した時に被害が少ない事を想定してタンブラーにしたのだが、よりにもよって「蓋を取った状態」の「あたたかいお茶」が「並々入った」タンブラーを倒した。こんな悪条件が重なることってあるか?と思った。人は本当のピンチになると固まる。あたたかいお茶が膝にかかった。熱い、という感覚を私の脳が認識するまでに少しの時間を要した。ギリギリまで寝てしまったのでパニックになりながら浸水した受付の棚と床、自分の脚を拭く。

 

私のいる受付の棚は木製なので、この日ルイボスティーをふんだんに吸っただろう。横に置いてあった領収書はまだ1ページしか使っていない状態であったが、完全水没させた。

 

しかしそんな飲み物ぶちまけ事件にも私は負けない。そのあと懲りずにまたいれなおして飲んだ。被害が自分にだけであれば、少しの失敗など気にしない。

 

 

そんな事もあったが、やはりタンブラーのある職場は最高だった。そして今日、忘れないようにあの千円分の券を使おうとスタバに向かった。

 

 

これはスタバに限ったことではないが、

ああいったカフェの注文はどうしてもハラハラする。何故かというと、私は目が悪いためメニュー表が近くまでいかないと全く見えない。しかし自分の順番が来ると「どうぞ(^^)」と店員さんの目の前に通される。その瞬間から私の焦りは始まる。後ろの人が並ぼうものならその焦りは最高潮。「早く決めなければ」その事しか頭にない。正直この焦りでテキトーに注文してしまうことが多々あるほどだ。

 

今回、スタバでもそのような状況になってしまった。

 

 

甘くないのが飲みたいがせっかく千円分の券で普通のコーヒーだと少し損な気がする……などと考えてしまう自分と、「早く!早く!」と急かしてくる自分。もうこうなると私の判断力は鈍る。

 

そしてついに「あんまり甘くないのどれですか…」と店員さんに聞くという、最終手段に出た。最終手段といえど、これが一番手っ取り早いと思う。私のスタバ経験値を露呈することになるので、恥ずかしくもあるがここは仕方ない。

 

店員さんは若いオネーチャンだった。

 

 

そしてこのオネーチャン、次に信じられない事を口にするのである。

 

 

 

 

 

 

「ん〜〜、キャラメルマキアートとか実はそんなに甘くないですよ(^^)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラメルマキアートが甘くないなんてことあるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやキャラメルマキアートが甘くないなんてことあるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラメルとは牛乳や砂糖を煮詰めて作るキャラメルのことでよろしいか?私の世界のキャラメルはどう考えても甘いんだがもしやこのオネーチャンは地球ではない所にお住まいか?私の知らないキャラメルが存在している??

 

 

 

 

 

 

私の脳内は困惑した。

しかし、おすすめを自ら聞いて勧められた手前、私はそれ以外を頼むことはできない。

「ほぉ〜〜んじゃあソイラテで!」と言える強さは、私にはない。

 

とはいえ、先ほども言った通り私のスタバ経験値はとてつもなく低い。実際キャラメルマキアートがどんな味だったかも想像がついていなかった。上に乗っかってるホイップとキャラメルが甘いだけで、飲み物自体はそうでもなかったかもしれない。そうでなければ「あまり甘くないやつで」とリクエストをしている奴に勧めないだろう。

 

私はオネーチャンを信じることにした。

信じて、キャラメルマキアートを飲むことにした。

 

タンブラーについている券なのだから、持ってきたタンブラーに入れる方式なのかと思いきや、「カップに入れるので必要だったら移し替えてください(⌒-⌒; )」と言われた。恥ずかしい。また少しスタバが嫌いになった。

 

更に「このままのお渡しでよろしいですか?」と聞かれ、私は思わず ハ、ハイ と答えてしまう。なんとなく、1つだけで袋に入れてくださいとは言いづらかった。しかし外はゴリゴリの夏日。ただでさえ暑いというのに、私は熱いキャラメルマキアートを持ったままお昼を買いに行く羽目になった。完全に買う順番を間違えている上に熱い。全然このままのお渡しでよろしくなかった。

 

 

様々な疑いや後悔、羞恥心までも渦巻いた買い物であった。スタバは恐ろしい。まあ私は少しの失敗など気にしない。

 

 

 

職場につき、さてさて…と腰を下ろし、オネーチャンの勧めてくれたキャラメルマキアートを一口すすった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まごうことなき、甘み。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホイップの上にかかったキャラメルソース、その下のキャラメル味の飲み物 全てが甘い。どこを取っても甘い。

 

逆にこれ、甘くない要素、ある?

 

 

大丈夫か?あのオネーチャンは、味覚がバグっているのか?もしやミネラルウォーターの代わりに砂糖水がぶ飲みしてるタイプ??

 

 

しかも千円まで無料券だったのでいつもより大きいサイズにしてしまった。なんて呼ぶのかは忘れたが一番大きいサイズより一個下のサイズ。このべらぼうに甘い飲み物を、「あんまり甘くないやつで」とオーダーしている奴が飲み切れるわけもなく、少し残した。

 

私はまた少し、スタバが嫌いになった。