残骸

映えない人生

生まれ変わる平凡

 

 

今日やっと岩井さんのエッセイ本を買ってきた。カフェで少し読んでしまったんだけど、本当に何の事件も派手な出来事も起きなくてそれでも面白いから岩井さんって本当に天才。なんかもう「ブログのネタがないなあ〜」なんて言っていた己を恥じた。何もなくても何もないことを面白く出来る、それがプロ。そしてそれは腹を抱えるような爆笑でなくていい、ただそっと人の生活に寄り添う、心地よい笑いでよいのだ。そんなブログを提供したいなと 私は心改めました。どこへ向かっているのか、それは私にもわからない。

 

 

 

今日はとんでもない悪夢で目覚めた。ここで言う悪夢とは人が死んだり、自分が殺されそうになるという類のものではない。ただただ、恋人が死ぬほど冷たかった。私の地獄はいつも生きている中で起こる。まあ具体的には覚えてないんだけどね。夢ってそんなものでしょ。

ただ本当にものすごく冷たくてなんだこの塩対応…と思っていたことは確か。あんな冷遇をされたら、私はまた深夜3時にめそめそと泣く人生に戻る。人生ふりだしに戻る。いや私の人生のふりだしってそこなのかよ、最悪だな。

 

まあそんな憂鬱なスタートを切った今日だけど、久しぶりにヒトカラをしました。

1人でカラオケに行くことは躊躇わない癖に、歌っている最中に店員さんが飲み物を持って入ってくるのは恥ずかしい。私ってやつは。

私が部屋に入って、コートを脱ぎ、デンモクをセットしてマイクと音量の調節をしている間に飲み物を持ってきてくれた。大宮のカラ館は早い。助かる。いつもはメロソー(メロンソーダ)だけど今日はレモスカ(レモンスカッシュ)。レモンスカッシュを今生まれて初めて略した。

今日はとことん練習Dayにしようと決めていたので歌ったことのない曲を重点的に歌おうと曲を選んでいたが隣の部屋から盛大な音漏れがしていた。全フレーズしっかり聞こえているそれはもう音漏れという範疇を越えている。もはやステージ。リサイタル。歌っているのはMISIAの「Everything」。声はなんというか「ボエ〜」といった感じ。そう、つまり、あまり上手くない。「あまり上手くないMISIA」は地獄。優しい嘘ならいらない。今すぐに演奏停止しろ。

そして私は気を取り直して最近好きなマカロニえんぴつの「ブルーベリー・ナイツ」を歌ってみることにした。感情移入しすぎてあやうく泣くところだった。ダメな女にブルーベリー・ナイツは危険。ちなみに私はカラオケで歌ってる最中に感情移入しすぎて泣くことが度々ある。もちろん酔っていません。

しかし忘れていたが、あんなにもあまり上手くないMISIAが聴こえてきたということは恐らく他の部屋にも私の歌声が響いているということだろう。「行かないで 棄てないで」と叫ぶように歌う女は周りにどう聞こえたであろうか。それはもう哀れに違いない。もう次の曲はどちゃくそハッピーにしたろか、と思ったがそれはそれで情緒不安定な女が隣にいるなと思われたら嫌なのでやめておいた。でもやっぱりDANZEN!ふたりはプリキュアとか歌うべきだっただろうかと今少し後悔している。何故なら私が次に入れた曲はback numberの「ハッピーエンド」だからだ。ハッピーエンドという癖に全くハッピーエンドでないこの曲。もう可哀想な女を完璧に演出してしまった。

いやそれだけではない。この曲ではMVが流れたのだがその出演者は唐田えりかであるせいで、どうしてもでっくんの顔がチラつく。曲に罪はないのに。曲はすごくいいのに。

 

「こんな時思い出すことじゃないとは思うんだけど 「1人にしないよ」ってあれ実はうれしかったよ」

 

何この歌詞。唐田えりかで脳内再生余裕。

あいつの声知らんけど。ソニー損保の声ですら思い出せない。

 

胸糞悪くなった私はとうとう最後まで歌うことが出来ずに、演奏を停止した。あと声が低くて歌いづらかった。それは関係ないけどとりあえず東出と唐田はback numberに謝ってほしい。

 

 

 

 

 

 

…岩井さんのエッセイ本に触発されてなんでもない話を書いてみたけど意外と書き始めたら書ける。めちゃくちゃ書きやすかった。岩井さんはやっぱり天才。今日のブログの総括は「岩井さんはやっぱり天才」で決まり。

 

 

というところで寝落ちをしていた。

今朝見た夢は覚えていない。