残骸

映えない人生

さよなら収集癖

 

 

リアルな知り合いはよく知ってる話だと思うんですけど、私は好きな人の髪の毛などを採取する癖があったんですね。

リアルな知り合いじゃない人から見たら、え?どういうこと?ってなってると思うんで今一度説明しますね。好きな人の髪の毛などを採取する癖があったんです。…具体的に言おうとしたけどなんて説明したらいいかわからなくて同じことを2回言ってしまった。

とにかく好きな人の髪の毛とか爪とか、その他もらったものとかを収集してしまってたの。相手がなんの気なしにくれたチョコとか飴とかも、もったいなくて食べられないからずっと取っておくっていうかもうオブジェ化する。桜エビ〜ず(今は改名してukka)の「それは月曜日の9時のように」という曲の歌詞の「味のしないチューイングガムも吐き出せないよ 君がくれたからもったいないよ」の部分にめちゃくちゃ共感した。私バージョンに変えるなら「ふいに落ちた毛髪だって捨てられないよ 君の髪ならばゴミじゃないよ」って感じ。

 

だけどちゃんと彼女にしてもらってからはそんなこと一切ないから、なんでだろ?って自分でも思ってて 考察しました。今回はそれを聞いてください。

 

今の恋人を好きになるまでは、そういう自分の行為って「愛情が故のもの」だと思ってたんだよね。そうなると、今の恋人に対する愛情が過去の人間を超えてないのか?とか思わない? でもそれは全然全くもってミリもない。例え今、いや絶対にあり得ないんだけど例えばの話、好きだった人に泣きながら戻ってきてくれと謝られて懇願されて土下座されて金積まれて靴底舐められても絶対に嫌。二度と戻りたくない。未練があるなら未練にまっしぐらロードを歩んできたから、もう十分やってきたのそういうのは。だから私は今どの過去にも未練はないし、恋を覚えてからの人生で初めて、起きた時に「全部夢だったらよかったのに」と思わない朝を迎えているの。目覚めて凹まない朝、最高。と、いうわけであの行為が何だったかという問いに対して、「過度な愛情説」は消えるのです。それに髪を集めなくても私の愛は常に過度。

 

 

じゃあ一体なんだったのか。

 

 

「好きな人」って、記述した通り、私にとってその人は好きな人でしかなかった。何にもなれなかった。それって一方通行な感情で、私に限界が来たら終わる関係なわけ。だから私にとってその人といる時間ってすごく不確かなものだったんだよね。恋人になったって、いつフラれてしまうかもわからないし正直いまだって毎日のようにビクビクしてるけど(笑)それでも私に形をくれた事実があるから。

一方で「好きな人」は、好きな人が私に会いたい時にしか会えなかった。私が連絡したい時にしてもすぐ返ってくるわけでもないし、会いたい時に会えるわけじゃなくて、そういう期待を持つのすら無駄だったから 会える時間ってもう本当に貴重だったの。会えない時間がアホみたいに長くて、半年会えないこととか全然あったし、そういう時ってなんかもう、「え、なんか本当に彼は私の生活に存在しているのか?」とすら思えてくるの(笑)

だから髪の毛とか爪とか、自分なりの寂しさを埋めるためのものだったんだと思う。自分と好きな人との時間があったという、物的証拠。相手に迷惑をかけず、わがままを言わず、自己処理するための。本当に寂しい時に取り出して眺めてたからね、今思うと相当気色悪いけど(笑)でもそんなことをしなければやっていられなかったんだよね。好きだったというかもう後半は好きでいたかったんだろうな。

 

なんでこんなことを考えたかっていうと、別に過去の恋愛も過去の自分も全く否定したいわけではないんだけど単純に「あれはなんだったのだろう…」と疑問に思ったから。笑

何故そのような行為に及んだのか、何を思ってたのか 過去の自分に対して何でも理由があると思ってるんだよね。裏付けたgirlだから。girlって年じゃないけど。

本当になんでも考えるな。どうしてこれを好きになったんだろう?とか、なんでこれにハマったんだろ?とかそういうのも全部。

 

収集癖の考察はこんな感じが一番腑に落ちる。

ちなみにそのゴミたちはもう燃やしました。面白いからとっておこうかと思ったりもしたけどやっぱりもうゴミでしかないから。私にゴミの収集癖はない。

 

 

最後に怨念の篭った私のツイート貼って終わりにするね

 

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朝から胸焼けしそうな記事でごめん私は今日も元気です