残骸

映えない人生

書を捨てない

 

「私よく変わってるって言われるんです〜」って自分から変わってるアピールする人が苦手。そしてそういう奴はもれなく量産型。変わってる要素見つける方が難しいよ君、って思う。大体人って何を以ってして「変わってる」って言うんだろうね。変人と空気読めないのは違うと思うし難しいラインだよね。

 

 

 

 

最近ミステリー小説読んでもなんとなく退屈になってしまって 一旦ミステリー離れしよ!と思って超超超久しぶりに恋愛小説読んでる。昔はよく恋愛小説も読んでいたのだけど、自分と恋愛観が違うとイライラしてくるだけなので読むのをやめていた。

恋愛小説と言えば昔読んだナラタージュの、冒頭にある恋人の台詞がすごく印象的だったんだよね。印象的…というか衝撃というか…

主人公の女には忘れられない人がいて、それを今の恋人も気付いてるの。それなのに、どうして私なの?って聞いた時にその恋人が

「君はこの先誰といたって彼を思い出すと思う。それなら隣にいるのが僕でもいいんじゃないかって思ったんだ」と………

私は冒頭にも関わらずダバダバ泣いてしまった。こんなに懐の深い男、いる……?こわいよ深すぎて。それも相手の過去のことがどうでもいいとかそういう感じでもなくて、本当に愛があるし、ある意味余裕もあるからこそ言えるんだな…って思ったらすごすぎる言葉で。私には無理…絶対に言えない…忘れられない人とか何作っとんねん。私に出会って2秒で忘れろよと思う。(懐)

まあナラタージュはこの恋人との話ではなく、その忘れられない男との話なんだけど。個人的に好きじゃない展開、いらない要素が含まれていたりするので完璧!って感想ではないんだけど 感情の描写がやけに生々しいところは好き。

あと映画化もされたけど、葉山先生は絶対松潤じゃないって一生言う。松潤だとちょっと綺麗すぎるんだよ……葉山先生はもうちょっと冴えない眼鏡なんだよ………有村架純はわかる。

↑の台詞以外にもなかなか心抉られるところが多いので興味があったら是非。

 

恋愛小説ってなかなかお気に入りを見つけるのが難しいジャンルだと思うなあ。

ちなみに今読んでるのは「マチネの終わりに」だよ。これも映画化されたよね。福山雅治石田ゆり子というビジュアルが美しすぎる2人。

そしてたぶんこれも心抉られる系なんだ……今のところ不快な表現などないんだけど、強いて言うなら主人公が「面白い話」として挙げていた話が全く面白くないのに作中では大爆笑取ってて 「え、こんなんでそんな笑う?笑いの沸点5度?」って思った。

 

ミステリー小説ならおすすめすごい挙げられるんだけど、恋愛は本当にすすめにくい。

あ、椿姫かな。恋愛観云々の前に美しい話として読める気がする…

 

人がすすめてくれた本とか読みたいな。

なんかおすすめあったら教えてください。

作家の好き嫌いはとりあえず言わないで読んでみるから……

 

漫画は電子でもいいなあって気がしてるんだけど小説は未だに紙で読みたい派。残りのページ枚数の重みを確かめながら読み進めたい。あの感じいいよね。ミステリーだと あとこのくらいしかないのにどうまとめてくるんだというワクワク感と、終わってしまう寂しさがありつつも読み進めたいという裏腹な気持ちを胸にページを捲るのが好きなんだ。電子書籍では味わえないんだよなあと思うとどうしても抜け出せない。

でもさあ、なんかこういう、人の「生きている上での小さなこだわり」とか「これは覆したくないマイルール」とかに惹かれるんだよね。人のそういう話に興味がある。あ、この人はこういう哲学で生きてる人なんだって思うのが楽しい。私が関係を長く続けてる友達や、好きになる人はそういうのがしっかりある人のような気がする。自分がそうだからかもしれないけど、これは嫌い!これは絶対やりたくない!これは好きだから誰に何を言われても続ける!って、めちゃくちゃはっきりしてる人の方が魅力を感じる。それ故に扱いづらさも備わってしまうけど、そこも含め好きだなあって思うし その世界は壊さないでほしいよ。

 

好き、って知りたいって思うことなんじゃないかと ぼんやり考えていた。でも私の哲学は恐らく面倒臭くて、1日じゃ語り尽くせないな(笑) あ、でも好きな人には 知ってほしい!って思うから めちゃくちゃ自分語り激しくなる傾向があるかも。帰ってから「私ばっか喋ってたな…?」と反省することが多々ある。

みんなもそうなのかな。

 

 

 

さて本読んでから寝よう

1ページ半くらいで寝そうだけど