残骸

映えない人生

ただいま記念でシャンパンコールを

 

佐藤、ブログやるってよ。

 

急遽勝手に休んでたけど再開します。休んでるんだか単に書くことがなかったのかわからないくらいの日数でしかなかったが。「言葉って……むずかしいな…」となるいつもの発作が起きただけなので気にしないでほしい。

 

 

 

最近はいつライブの予定がある日常に戻るのか途方もない気持ちになっている。大体、これはTwitterでも書いたけれどライブはダメでホストはいいというのは納得出来ない。あいつらは黙ってしっとりお酒飲んでるわけではないからだ。

私はホストに行ったことがないから詳しいことはわからないが、どうせノリ的には「バ〜〜ニラバニラバ〜ニラ」と同じ感じだろう。お互い高収入バイトという共通点もある。

 

超密だし声出すし煽るのにホストはいいのか?おん? ホストには微塵も興味がないが、風俗で「なんでこんな仕事してるの?親が知ったら泣くよ?😅」と、テメェもやることやった癖に突然説教垂れるオッサンのように文句はつけに行きたい。(クソ客)

 

 

 

そして「ヴィジュアル系好きってことはホストみたいな男が好きなんでしょ?」という体でこられると腸の煮込みが出来そうなほど腹が立つ。下の口からドンペリ飲ますぞ。

全然違うし全然違うし全然違うからやめて頂きたい。いや、一部そういうバンドもあるかもしれないが……いや…でもバ〜ニラではないし…いや…似たようなもんか…?ん………?

 

 

 

とにかく私はヴィジュアル系は好きでも、ホストには本当に行きたいと思ったことがない。バンギャだからといって全員がホストを好きだと思うな。

ホストに行く女というのはサンリオのキャラクターの前髪ピンをつけ、涙袋にナメクジを飼い、何年か前に中国人がこぞって持っていたあのリュックを背負い、ストロングゼロにストローさし、ぴえんぴえんしながら飲んでいる女だ。

 

そういった種類の女を最近では「地雷系」と呼ぶらしいが、この呼び名は間違っていると私は思う。何故なら「地雷」は踏むまでわからないからだ。ところがどうだろう。サンリオのキャラクターの前髪ピンをつけ、涙袋にナメクジを飼い、何年か前に中国人がこぞって持っていたあのリュックを背負い、ストロングゼロにストローさし、ぴえんぴえんしながら飲んでいる女というのは隠す気など更々ない。あからさまに、堂々と、「関わってはいけない女」だからだ。地雷というのは見た目におかしなところはどこにもなく、相手を油断させた途端に爆発する中身がトリッキーな女のことだ。一応言っておくがこれは私の自己紹介ではない。

 

見た目に関しては「取り扱い注意」のシールが貼られていないにも関わらず、いざ触ってみたら大爆発し相手に大怪我を負わせるのが本当の地雷系である。

つまり最近の「地雷系」と呼ばれる女は、逆にとてもわかりやすく危険を知らせてくれているのだ。こんなにありがたいことはない。地雷どころか自ら探知機であり、シンプルな爆弾だ。そんなもん踏む奴は「地雷だったわ〜」などと言う資格はない。お前はただ踏みに行った男。

 

 

 

ホストの話に戻そう。

 

 

そもそもどうしてホストというのは同じような種類の男しか取り揃えないのだろう。もし私がホストクラブを経営するとしたら、絶対にそんな愚かな真似はしない。例えば買い物だって「選ぶ」楽しさがなければ体験としての満足感は得られにくい。バリエーションが必要なのだ。男のトップバリュを、私は作る。

お店の名前は「推しHeaven」。真ん中の「ヴ」を抜かすと「推し変」になってしまうがまあいいだろう。

 

まずキャラ作りは徹底的に行ってもらう。

私が一人一人に合ったキャラクターを考え、それ通りに役作りをしてもらう。そして店頭に立つまで合宿期間を設ける。私の編み出したキャラクターを骨の髄まで染み込ませてから店頭に立たせる。それがプロなのだ。

ちなみにキャラクターとしては、

 

・父親は暴力、母親は宗教にハマり、恵まれない幼少期を過ごす。孤児院育ち。幼少期に十分な愛情を注がれなかった虚無感が今も彼を苛んでいる。普段は明るく、お調子者なキャラクターだが、暗い過去の記憶からか、時々フッと瞳に孤独が宿る。

 

・一人称が「僕」。いつもパーカーを萌え袖にして着ている。クマのぬいぐるみを常に持っており、フルーツを頼みたがる。甘えんぼ末っ子キャラだが実は裏の顔が………!?

背中にえげつない刺青がある。

 

・夢に敗れたバンドマン。(ボーカル)

本当はバンドをやりたいが、普段はそんな素振りも見せずに振る舞う。しかし酒が入ると店内のカラオケを使い、その歌声を客に褒められるも、「俺はもう、ダメなんだ、歌え ないんだよ」と意味ありげに言い出す。

 

・チャラチャラしているが、実は女性恐怖症。スーツを着ると別人になる。一人称は「俺」「俺っち」だがホストモードでは「僕」。小学生の頃からの友人(男)と同居している。酒が回ってくるとラップバトルをけしかけてくる。名前は四五六(ジゴロ)。

 

 

……という感じで数名プロデュースする。

 

私がオーナーをやるからには中途半端は許されない。キャラがブレないように日頃からレッスンをし、徹底させる。「おい!一人称が間違ってるぞ!」「違う!もっと憂いを帯びた表情をしろ!」「お前のライバルは一二三だ!」などの厳しい訓練を積んだものだけが、推しHeavenの門を潜ることが出来るのだ。

 

普段の姿、本来の性格などは全て無視する。

 

 

 

 

逆にここまでやっていたら、私でもホストに俄然興味がわくかもしれない。まあ自分自身もこれを考えながら ホスト とは  となってはいる。ここまで来るとホストというより一種のハプニングバーである。